本文へジャンプ
介護予防における日々の振り返り
イメージ

日本の高齢化として、総人口は2008年をピークに減少してきていますが、高齢者の割合で考える高齢化率は増加しています。今後、高齢化率は上昇し、現役世代の割合は低下し、2065年には、65歳以上の方1人に対して1.3人の現役世代という比率になると推計されています。高齢者一人を支える現役世代も重要ですが、支えられている高齢者の方々の健康などの生活もとても重要になってきます。

糖尿病患者数の推移は、過去最多の人数になっています。糖尿病は、様々な合併症を引き起こす病気として知られています。介護が必要な状態になる原因として多いのは、認知症、脳卒中、運動器の障害などで、糖尿病や心臓病などメタボリックシンドロームと関係の深い病気にも注意が必要です。また、介護が必要になった原因としての割合が、高齢による衰弱13.3%もあるのが現状です。

イメージ

年齢を重ねていくと、骨格筋線維数の減少が起こってきます。40~50歳以降には筋萎縮が起こり、50~80歳の間に大腿の筋肉が、男性は筋線維数が50%減少すると報告されています。筋肉が減少すると、身体活動量が減少しやすく、筋肉によるインスリン感受性が低下、基礎代謝量が低下してしまいます。失った筋肉を元に戻すには、3倍以上時間がかかると言われており、身体を動かさないことは、「ゼロではなくマイナス」と考えられています。

身体は予防することが重要で、いつもと同じ事を行っても、筋肉が増えることはあまりありません。いつもより強い刺激を入れることが重要で、歩幅を少し増やすことで、自然と筋肉に刺激が与えられ、筋力トレーニングのような効果が期待できると報告されています。出来る方は歩幅を10㎝、糖尿病の方はいつもに比べ+1㎝でもいいので初めてみてはいかがでしょうか?

イメージ

日常生活の中にはテレビやラジオなどで、健康に関するニュースが多く流れてきます。糖尿病の方は10人に7人が疲れている方がおられ、メンタル面に支援が必要を報告されています。そのため、今回は5項目に絞って紹介させていただきました。タバコ、脱水、運転、肩こり関節の痛みについての話を行い、チェック、体操をしました。普段動かさない部分を動かしたり、1分もかからずできる体操の効果を体験して頂きました。健康に関する様々な情報が多い中で、まずは手軽にできることから始めて行きましょう。運動の基本としては、適度な運動を行うことが重要です。その一歩として糖尿病教室に参加し、社会とのつながりの一つとして、続けて頂けき、今後もお手伝いさせていただけたらと思います。

施設案内

メニュー

医療法人社団 誠広会
平野総合病院
〒501-1192
岐阜市黒野176番地5
TEL:058-239-2325(代)

ページの一番上へ