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全国糖尿病週間 記念講演会

今回は、『糖尿病のよもやま話』というテーマで、三大合併症の1つである腎症を中心にお話しました。また、内服薬の管理方法や参加者の方から頂いたご質問についてもお話ししました。

糖尿病性腎症について

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腎臓には主に5つの働き(①骨を強くする。②血圧を調整する。③血液を作る指示をする。④体液量やイオンバランスを調整する。⑤老廃物や塩分の排出を行う。)がありますが、腎臓の機能が低下すると、骨が脆くなったり、高血圧や貧血などを招きます。糖尿病性腎症は第1~5期に分類され、特に第5期では透析療法や腎移植を要することにもなり、早期の段階から治療を始める事が重要となってきます。1990年では透析導入原因の15%を占めていた糖尿病性腎症は、2015年には44%へと増加し、透析導入原因の第一位となっています。腎症も、他の合併症と同様に自覚症状のないまま進行してしまうため、腎臓の機能がどの位保たれているのか、参加者各自で計算を行って頂き、確認して頂きました。

内服薬の管理法について

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薬の飲み忘れを経験したことがある人は、全国で約74%にのぼり、その多くは『ついうっかり』や『外出時』に忘れたとされています。

飲み忘れが続いてしまうと、血糖コントロールが不良となり合併症を引き起こしてしまう可能性が高くなる為、『ついうっかり』や『外出時』の飲み忘れを防ぐための、内服薬の管理法について、ピルケースを用いた場合と未だ少し認知度の低い、『一包化』した場合のメリットとデメリットについて実例を交えて紹介しました。

今回の糖尿病教室では、どのような管理法が薬を飲み忘れたり、重複服用しないで済むのかなど、参加された方、それぞれにどのような方法が合っているのか?考え直す機会となったのではないかと思います。

Q&A~参加者からの質問~

事前に実施したアンケートから、(1)食前というのはどの位前までが許されるのか?(2)睡眠薬を飲んでも眠れない場合どうしたらよいか?(3)年々、薬の数が増えていくが大丈夫だろうか? といった内容についても説明しました。

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また、今回は、平野デンタルクリニックの歯科衛生士 末松 育子先生より 『お口の健康講座について』 というテーマで講演して頂きました。主な内容については要約を記載しました。

糖尿病と歯周病の関係

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近年、「血糖コントロールが良くなると歯周病の状態も良くなり、反対に、血糖コントロールが不良であると、歯周病も悪化する」といった報告があり、糖尿病と歯周病が密接に関係している事が明らかにされてきました。その為、定期的に歯科検診を行うことが大切です。



歯ブラシの選び方

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歯ブラシを選ぶ時、列数(横幅)は3列で硬さは普通が良い。

それ以上列数が多くなると、奥歯の磨き残しが目立つ様になり、硬さが増すと歯肉出血などを起こしてしまう。

また、磨く時には握るのではなく、鉛筆を持つように歯ブラシを持つ事で無駄な力が入ることなく磨けるという事を知り、実際に手をまねている方もいらっしゃいました。 

これまでの教室では歯のケアについて詳しく学ぶことがなかったこともあり、参加者の方には新鮮な内容だったのではないでしょうか。

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