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高齢社会と糖尿病 PartⅤ
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最近、糖尿病においては、SGLT2阻害薬というお薬が注目されています。

心不全に効果があるとされていますが、具体的な機序のひとつとして、ストレスの関与が考えられています。私は、以前から指摘させていただいていますが、ストレスと病気は、深い関係があります。そして、そのストレスのコントロールのためには、各人が強い精神を身に付けることで乗り越えていくことができると考えています。


さて、その精神力というものについてですが、人生の集大成を迎えている高齢者の方は、実は、現代社会の牽引者となる可能性があると考えます。

強い精神を持っている方というのは、人生を自分だけのものとするのではなく、共に生きている周りの方に対して少しでもお役に立てるような行動、実践ができる方であると思います。

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しかし、高齢であるということは、避けられない「死」との対峙ももちろんあります。

私は、高齢者の方は、人生の先輩として、周りの方に対しての善なる凡事徹底を積み重ねていただく中で、来るべきその日を淡々と迎える心境が次第に形成されていくものと考えます。そうした透明な心境であることは、病気の予防、さらに療養においても、必ずいい方向に向かわせることとなると思っております。

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私は、現代の生活習慣病である糖尿病について考えることを通じて、単におひとりおひとりの病気の治療に留まらず、以上のようにこれからの高齢化社会における日本人としての生き方までに踏み込んで考えさせていただく貴重な機会とさせていただいております。 

このような素晴らしい機会を作っていただきました、かがり火会の方々に厚く御礼申し上げます。

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