疾病に関する知識や、治療薬、低血糖等、計25問の○×クイズを幅広く用意し、参加者の皆さんに解いて頂いた後、特に重要な点については解説をしました。

なぜ、今回このような機会を設けたかというと、2011年に起きた東日本大震災の際、被災者の方はご自分がどのような名前や薬効の薬を服用しているのか、把握している方は、たったの2割程度しかいなかったそうです。薬の名前や薬効が分らなかった残りの8割の方でも、お薬手帳を持って避難所へ駈け込まれた方には薬が支給され、お薬手帳を持たずに避難された方には薬が渡らない事もあったそうです。お薬を服用している方は、最低限の知識を身につけ、不測の事態が起こった際でも、柔軟に対応して頂く必要があります。実際に、クイズに取り組む中で、『お薬手帳を見ないと自分が飲んでる薬の名前がわからない』、『どの分類に当てはまる薬を飲んでいるのか分からない』という声も聞かれました。自身がどんな薬を服用し、またどのような事に注意する必要があるか、今一度、振り返る良い機会になったのではないかと思います。

今年度も糖尿病教室に参加頂きありがとうございました。今後も、皆さんのお役にたてる情報をお伝えしていきます。