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高齢化社会と糖尿病 PartⅣ
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私は、今まで糖尿病についての専門的なお話のみというよりは、高齢化社会全般についての内容を特にさせていただいてきました。

現代はもちろん専門家の時代ですが、ややすべての分野において、分析的になりすぎているのではないかと思っており、あえて私自身の個性を出すためにも全体的なお話を中心にさせていただいてきました。

高齢医療においては、どうやって残りの人生を有意義のものにしていくかを考えることは、非常に大事なことであると考えます。

「人間らしい人生であったと言えるためには、どうしたらいいか」・・・それを、「人間学」の探求として捉えさせていただき、4年目の現在では、毎回毎回が自分の考えをまとめさせていただく貴重な機会となっております。

さて、そのためのひとつとして、認知症にならないための努力も重要なことであります。

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新しいことに、関心を持つことは、高齢者の頭のよさに当たります。

そのためには、基本的に、毎日の生活のリズムをしっかり作ることです。それによって、常時ごきげんで、前向きな生き方が出来るように習慣としていくことが大切です。

本を読むことも、らくらくとなっていき、言わば気晴らしとなればいいのであります。

さらに、御高齢になっても、いろんな場面での仕事に相当するようなことも、実はやればやるほどまだまだ上達して、楽しくなってくる性質があるものです。つまり、仕事自体が健康法であるということです。何事も努力すれば努力するほど、どんどん楽になっていくことがポイントです。

これらは、人と競争せず、自分の人生を極めるという気持ちで実践することが大事です。若いころと違い、中年以降はそうあるべきです。

さらには、常に、教養、慈善事業など、自分なりにできることを開拓していく気持ちを持ち、人生の複線化をしていけれるかどうかが人生設計には大切であります。

先日、日野原重明先生が大往生されましたが、人生の達人に見習って、見事に人生を完全燃焼したいものであります。

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