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糖尿病と感染症

平成28年9月29日の糖尿病教室は、看護部による糖尿病と感染症のテーマで話しをさせて頂きました。

本日のポイントとして、1.糖尿病と感染症 2.感染症にかかりやすく長引きやすい5つの理由 3.主な感染症の症状と対策 4.感染症にかかったときの注意事項についてです。

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感染症というのは、風邪や、肺炎・膀胱炎・腎盂炎、皮膚炎・歯肉炎の事を言います。糖尿病の方は、感染症にかかりやすかったり、感染症が重症化したり、回復に時間がかかったりします。血糖値が高いと、感染症に対する抵抗力が低下します。そのため、感染症にかかりやすくなります。感染症にかかると、インスリンの作用が低下し、血糖値を上げるホルモンが増えてきます。すると、血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると、感染症に対する抵抗力がさらに低下して、感染症が長引き、重症化しやすくなります。

感染症にかかりやすく長引きやすい、5つの理由として、1.白血球(好中球)の働きが低下する。2.免役反応が弱くなる。3.血液の流れが悪くなる。4.合併症の神経障害の影響。5.高血糖による易感染の悪循環です。

主な感染症の症状と対策

1. 呼吸器の感染症

呼吸器は、外気にさらされているので、感染症にかかりやすくなります。

病気の種類としては、風邪やインフルエンザ、気管支炎、肺炎、結核などです。

症状としては、鼻水が出る、のどが痛い、咳が出る、熱があるなどの風邪症状を引き起こします。風邪をこじらすと、気管支炎や肺炎を引き起こします。肺炎や結核になると、息苦しい、胸痛などの症状がでてきます。

予防としては、こまめにうがいをする。人ごみが多いところに外出する際には、マスクをする。こまめに手洗いをする。インフルエンザのシーズン前に予防接種を受ける事です。


2.尿路感染症

病気の種類は、膀胱炎・腎盂炎、腎盂腎炎などです。尿路感染症は、女性に多い病気です。通常は尿道から感染して、膀胱炎、腎盂炎、腎盂腎炎と重症化していきます。

症状として、膀胱炎では、排尿痛、残尿感、尿が濁る、トイレが近くなる(頻尿)などの症状が現れます。腎盂炎、腎盂腎炎では、腰痛・発熱といった症状が現れます。

予防としては、尿意をがまんしない。神経障害がある場合は、時間を決めて定期的にトイレに行くといいといわれています。陰部を清潔にする事も必要です。女性はなるべく、温水洗浄便座のトイレを使用し、排便後のトイレットペーパーの使い方に注意する。前から後ろへ拭くようにしましょう。


3.胆のう炎

胆のう炎は、胆石があると起きやすい病気です。糖尿病の方は胆石を抱えている方が多く、また、神経障害により胆汁が滞りやすいことから、胆のう炎を発症しやすくなってきます。

症状としては上腹部の痛み、黄疸、発熱などです。

予防としては、油っぽい食べ物を控える。大食いをしない事です。


4.その他の感染症について

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