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高齢化社会と糖尿病 PartⅢ
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我が国における高齢化社会の取り組みについては、実践的な土台となるべき指針というものがまだまだ十分には確立されておりません。

問題なのは、生物としての機能だけでのみ高齢者をとらえることが横行しており、その延長で高齢者を捉えていきますと、人間らしい余生を送ることは難しくなります。

高齢であることをどう捉えるかということは、人間学の宝庫である、東洋思想を学ぶ中にヒントが隠されております。さらに、ギリシャの賢人、また、日本の数学者の岡 潔先生などは、理系の学者でありながら、文系的な学問の追求をも成し遂げた方でした。

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これからの社会では、生きていくうえで当たり前と思われていることを今一度考え直す中に、人生の深さが生まれ、人生の価値、生きがいというものが見出される時代となるのではないでしょうか。

たとえば、手料理について考えたり、また、家族、夫婦、親子の意味について考えることも考える糸口となると思います。

介護ということは、「人間らしい愛」の気持ちがなければ制度をいくらいじったところでそもそも成り立つはずがありません。

私は、これらの探求によって、患者さんおひとりおひとりが真に精神的な安定が得られ、その結果、血糖コントロールを安定したいい方向に向かわせることとなると考えております。

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