本文へジャンプ
『フットケア』       参加者20人

現在、糖尿病や維持透析などの原因による足病変の重症化で、下肢切断となる人は年間1万人以上と言われています。なかでも糖尿病の足壊疽(えそ)による大切断は、非外傷性の切断原因の第1位で、年間約3千人が足をなくしています。しかし、足病変が起こらないよう正しい知識をもって日頃から足をケアしていれば、必要以上に恐れることはありません。

イメージ

そこで透析室で実際、糖尿病患者さんの足の観察をしている看護師(川嶋)が日ごろの経験をまじえて糖尿病足病変の原因と足の観察方法をスライドにてわかり易く説明しました。

糖尿病があると神経障害や足の圧の上昇により筋肉が弱り足が変形したり体重がかかる場所が偏り靴ずれやタコができやすくなります。また、足の感覚が鈍くなり靴ずれやタコなどの痛みを感じにくくなります。

そのほか、動脈硬化で血流障害が起こり傷が治りにくく、体の抵抗力の低下で水虫などに感染しやすいなどのことから潰瘍になり足壊疽にいたることがあります。

糖尿病による足のトラブルは重症化しやすいため予防・早期発見が大切です。そのためには足を毎日観察しましょう。

イメージ

特に足のうら、指の間、かかとをよく見て傷があったり皮膚がむけてないか、また赤くなったり腫れてないかを確認します。外反母趾やシャルコー足指などの足指の変形、靴ずれと外傷、巻き爪や爪の亀裂、爪水虫などの爪トラブル、うおのめ、たこ、乾燥、水虫、かかとのヒビなどの皮膚トラブルはほおっておくと重症化する危険もありますので早めに医師に相談しましょう。

実際に患者さんの足を観察したときも、外反母趾や、巻き爪、爪水虫、乾燥、水虫、かかとのひびなどがみられました。今回の教室には、皮膚・排泄ケア認定看護師の奥田さんに参加していただき、足トラブルのある患者さんに直接アドバイスしていただきました。

多くの患者さんに乾燥による皮膚トラブルが見られたので保湿クリームなどでスキンケアの必要性を感じ、次回の教室では保湿剤の紹介をさせていただく予定です。

イメージ

フットケアでは、足の観察や、スキンケアのほかに足に合った靴を履くことも重要になります。靴を選ぶときは、足がむくみやすい午後に選び、足の甲を圧迫しないもの、つま先が当たらないもの、かかとが3㎝未満のもの、足のアーチを支えるインソールがあるものを選ぶことをお勧めします。

靴を履くときはなるべく足のトラブルが見つけやすいように白いもので締め付け過ぎない靴下を履きましょう。今回患者さんの足を観察させてもらい足の変形や、爪トラブル、皮膚トラブルが多少なりとも見られ方たが多くみえました。糖尿病の合併症は足によく見られます。毎日足を観察し軽いトラブルのうちに正しい手入れや治療を行い重症化しないように十分注意しましょう。

今年度の教室はこれで終了しましたが28年度も患者さんの糖尿病の治療や療養について役立つ教室を企画いたしますので多数の方に参加していただきたいと思います。

Back to top of page