本文へジャンプ

しゃっくり

しゃっくりは、体内で胸と胸膜を隔てる横隔膜(胸の内部とおなかの内部を隔てる壁で、筋肉でできている)がけいれんして収縮し、同時に声帯が閉鎖することで発生します。

なぜ起こるのかは完全には分かっていません。

横隔膜の収縮で急速に吸い込まれた空気が、閉じかけた声帯を通過するときに特有の「ヒック」という音がでます。

子供の頃、しゃっくりが百回以上続くと死んでしまうとか、言われた事はありませんか?実際にはそれ以上でる場合もありますし、何日も続いたりすることもあります。

対応として、びっくりさせる、水を一気に飲む、酢を飲む、息を止める等いろいろ試してみられた方も多いでしょう。

しゃっくりの研究を15年以上続けてられる土浦協同病院の麻酔科の近藤先生によれば、のどの上部、奥側の部分にしゃっくりを引き起こす部分があることが分かってきたそうです。慌ててご飯を食べたり、炭酸水を勢いよく飲んだりすると、その部分の神経を刺激し、しゃっくりが出ることがあると考えられるそうです。

通常は、しゃっくりが出ないように脳が抑える信号を出していますが、お酒を飲んで抑制が外れると、しゃっくりが出やすくなるようです。不思議なことに、しゃっくりを引き起こす部分と抑える部分は、のどの近い場所にあると考えられています。冷水を一気に飲むとしゃっくりが止まることがあるのは、その部分の神経を上手に刺激できたためと思われます。

しゃっくりは、たいていはほどなく治まりますが、数日にわたってほぼ間断なく続き、眠れない、吐く、息が苦しいなどの症状がある時は脳卒中などの病気がしゃっくりを引き起こしている可能性があります。この場合難治性しゃっくり(48時間以上続くもの)と言います。眠れない、水も飲めないといった状態になり、高齢者では全身の衰弱につながる事もありますので、頑固にしゃっくりが続いた時は、まず総合診療科を受診して、基礎疾患があるかどうか調べてもらいましょう。難治性のしゃっくりのほぼ9割に有効な薬もあります。

一般的には、向精神薬のクロルプロマジンや抗けいれん薬のクロナゼパム、吐き気止めに使用されるメトクラミド、漢方等が使用されるようです。ドパミンが深く関係しているとの報告もあります。

近藤先生による、しゃっくりの有効な止め方は、舌を少しの間引っ張ってもらうと大抵は止まるとの事です。ぜひ試してみて下さい。

診療科案内

メニュー

医療法人社団 誠広会
平野総合病院
〒501-1192
岐阜市黒野176番地5
TEL:058-239-2325(代)

ページの一番上へ